ノベルゲーム制作には色々なツールがあり、
代表的なものだと、例えば古里古里やティラノビルダーなど、
別にUnityを使わなくてもノベルゲームを作ることは可能である。
だが開発にUnityを使うのには理由があって、
慣れているツールであるというのももちろんだが、
PC版以外にも、
IOSやAndroidでの公開が可能だというのが大きい。
そのうちスマートフォン版も作ってみたいという計画だ。
上に挙げた二つも同じことを出来るかもしれないが、
いちいち調べる気も起きない。
ノベルゲームに特化した制作ツールと、
ゲーム開発の総合的なプラットフォームであるUnity。
マルチプラットフォームでの開発における信頼性で、
どちらに軍配が上がるかは火を見るよりも明らか。
比べるまでもない。ツールとしての規模が違い過ぎる。
新しいツールを学習するのも面倒だ。
今後につながることならともかく、
発展性がない。
さて、Unityの中でノベルゲームを制作するためのアセット、
肝心のノベルゲームエンジンであるが、
これは有料のものと無料のものがある。
無料のものは確か中国の制作者が制作した
「Vinoma」というものがあった気がする。
開発の終了に伴い無料化していた。
有料のものは、「宴」という、
日本の開発者が作ったもの。
だいたい約1万円程度。
決して安くはないが、時折セールの際に安くなったりする。
今回は、この「宴」を利用する。
制作者のページに日本語で説明が載っているので、
「何ができるのか」と
「どうやればいいのか」がはっきりしているからだ。
そして、作者が日本人だという事もあり、
サポートも日本語対応。
今回の開発では
このサポート体制を金で買う形になる。
無料のVinomaが悪いわけではなく、出来ることも多そうだったが、
サポート体制の違いと学習コストを天秤にかけ、
今回は宴を選択した。
さらばだ私の一万円。
大きくなって私の財布に戻って来いよ。
約束だぞ。
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