Apple StoreとGoogle Playで公開したゲームを配信停止にした。
理由は大して儲からないから。
ゲーム自体の評判は平均4.5以上で非常に良かったが、
広告で収益を上げるというモデルは、
今回の制作ではあまり成果を上げられなかった。
だったら売り切りアプリにすればよいのではないかという気もするのだが、
あの後Twitterでしょうもない事を呟いたら炎上して
公開していたアプリに嫌がらせで低評価を付けられたので、
それを見ているのが鬱陶しいので、
いい機会だからスマホアプリから撤退して、
PC向けインディーズゲーム市場で公開する事にした。
ストアに支払う金額の更新も近づいていた事だし、
ちょうどいいや、という感じだ。
Steamで2020年の元日に公開した。
公開媒体を変えたのは他にも理由があって、
というかこちらが一番の理由なのだが、
アプリを公開してからしばらくして、
エンディングを書き起こす気になったのである。
自分の力量不足で書くのをためらっていたのだが、
自分の中でのお嬢との対話を通じて、
「これならいける」という確信を得た瞬間があった。
そこからまた長かったのだけれど、
何とか書き上げたので、ゲームをアップデートする作業と並行して、
収益形態を見直すことにしたのだった。
結局、普通にお金を払ってもらって買った方が早いという結論に達した。
ゲーム内で課金する機能を付けるのも億劫だし、
そもそも、そういうゲームデザインになっていない。
ノベルゲーム自体は、Va11-HallAやCoffee Talkのように、
雰囲気系のゲームが売れる下地はあると判断したので、
Steamで公開する事にした。
スマホで売り上げた金額よりはまとまった金額のお金が入ってきた。
といっても、特に宣伝したりしているわけではないので、
個人ゲームとして多いのか少ないのかは分からないが、
美味しい焼き肉を気兼ねなく食べに行く程度のお金は得ることが出来た、という程度だ。
この道で食べていく、というには多少心許ないかもしれない金額ではある。
とにかく、公開した制作物を遊んでもらえて、
それが金額にきちんと結びついている、という点がとても嬉しい。
趣味でやっていることとはいえ、
お金という形で得られるものがあると、励みになるものだ。