十五日目



引き続き、スクリプトの学習である。

教材の章では、スクリプトだけの学習はこの次の「クラス」についてが最後となる。

次の章からは、実際にシーンにオブジェクトを追加しながら、

並行してスクリプトの演習を交えてゲームとしての体裁を持ったものを作ってゆくことになる。

といっても、最初は単純なものからだが。



スクリプトの学習についてだが、

低速進行ではあるものの、さほどつまづいた点はなく、

概ね順調であると言えるだろう。

そんなことより、

海外から輸入までして楽しみにしていた、

Swiss Army Man
クソ映画だったことの傷が癒えていない。

ダニエル・ラドクリフが死体を熱演する、

というエサにまんまと釣られた自分をぶん殴ってやりたい。

私が買ったのはブルーレイディスクだ。

こんなことなら、DVDにしておけばよかった。

音楽も微妙だったからBGMとして聴きたいとも思わない。

クソ映画ソムリエであるこの私が、まんまと敗北感を植え付けられるとは。

今思い出しても絶妙なクソさだった。

神がかっているといってもいい。

ロジカルに考察すれば考察するほど、訳が分からない映画だ。

どうせなら、死体役はエマ・ワトソンで出してくれればよかったのに。



クソ映画によって受けた傷は、クソ映画によって癒す。

私の手元には、レンタルビデオ店で借りた、

「ナチス・オブ・ザ・デッド」という映画がある。

ナチスとゾンビである。

つまり、最強である。



クソ映画によって受けた傷は、クソ映画によって癒す。

それがクソ映画ソムリエである。





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