八十二日目



今日は紹介したいゲームがある。
スマートフォンのソーシャルゲームだ。

Fate/Grand Orderかって?
いや違う。あれはもうクリアした。
終盤は面白かったが、あとはもうやることはないので適当にログインするだけだ。 
CCCコラボで積み立てた期待度貯金はもうマイナスである。
やれやれ、流行っているゲームを紹介すると思われては心外だな。



マギアレコード?
またガチャの闇に引きずり込むつもりか。
FGOに比べて動きは軽快だし、シナリオも今のところ好評なので、原作のファンならやるのもいいだろう。だが、それでもない。リネージュ2?それも違う。スマホゲーにしてはグラフィックは綺麗だし好きな人には受けるだろうが、私が紹介したいゲームはこれでもない。



これから紹介するゲームは、狂気と混沌で彩られ、
見るものを宇宙的恐怖に叩き込む。
その名も、妖怪惑星クラリス



先日、このゲームのプレイ画像がツイッターで流れてきた。
それは前評判通りのシュールレアリズム世界が余すところなく表現されていた。
以前からチェックしていたので、ついにリリースしたかと喜んだのもつかの間、
どうやらβテストの画像らしい。
情報を取りこぼしていたことを悔やんだが、
よく調べると、まだβテスターを募集しているとのこと。
となれば私のやることは決まっている。
表示されているアドレスに即連絡し、経過を待った。
そして今日、テスターとして登録したとのメールを手に入れたのだった。



妖怪惑星クラリスはβテスト公開の際に、
メールアドレスをすべてCCで送り、 
テスターのアドレスを流出させた事でも記憶に新しい。
プレイするためには、個人情報流出のリスクを伴う。
「上等(ジョートー)」だよ?!
この私がその程度の事でビビると思ったら大間違いである。
もとより失うものなどない。
いざ、起動!



アプリ開始時に権限を確認する画面が出た。






















ファイルへのアクセスと、連絡先へのアクセスを要求される。 
私はそっと「いいえ」をタップする。


利用規約があるとのこと。
日本語の非常に怪しい運営である。
とりあえず何か面白いことでも書いてないかと期待して確認する。
さっそく脱字を発見。
























コピペはちゃんとしなきゃ駄目だゾ。
他にはめぼしいものもなさそうなので、タイトル画面へ。



この豆腐と人参と生肉と納豆をごちゃまぜにして顔に叩きつけてくる感じ、
嫌いじゃない。



タップすると、ワールド選択画面へ移る。




これはまさか……サーバー……なのか?
クソ適当な名前が素晴らしい。
実家で寝転がっているときのような安心感がある。
選択できるのはワールド1だけなので、とりあえずそれを選択する。




ログインボーナスをくれるらしい。
ダイヤはガチャを引くためのものだろう。
次の「G」はお金だろうか。
そしてその次の「絆」。
圧倒的絆感。私にはわかる。これは間違いなく絆。
画面をタップしログインボーナスを受け取り、私はゲームを始めることにした。





一体どこから突っ込めばいいんだ。

この狂気。常人の沙汰ではない。

自分の理解の外にあった世界観に思わず唸らされる。





チュートリアル内なのか、少し操作すると指示が出た。
当然、無視である。
私はそのあたりを適当に歩き回ることにした。

そして後悔することになる。










私は夢でも見ているのか?

まだプレイ時間は三分程度だが、

自分が正気を保っていられるか不安になってきた。


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