162日目 Steamとの戦い



DLsiteでの発売からしばらく経った頃、

私はいつものごとく発狂していた。

 

んほおおおおおおおお!!!!!

なんでまたリジェクトするのおおおおお!!!!

 

私のゲームがSteamでの審査で弾かれまくっていたのである。

「成人向けコンテンツアンケートが完了していません」

みたいな言葉が添えられて返ってくる。

だが待ってほしい。

そのアンケート、もう答えているのだ。

弾かれる理由が見当たらない。

それからしばらくキャッチボールよろしく

投げては返って投げては返ってを繰り返した。

他の開発者のブログ等を見ても、

そこまで厳しい解答を要求されているわけではなさそうだった。

ある時、ふと私は気づく。

 

もしかしてこれじゃね????

他の成人向けゲームの説明から文言をパク……参考にした際に、

 

「成人向けコンテンツの説明

開発者はコンテンツを次のように説明しています:」

 

という、Steam側で自動的に添えてくる文章も含んで回答してしまっていた。

ストアページにはこう表示されていた。

 

「開発者はコンテンツを次のように説明しています:

開発者はコンテンツを次のように説明しています:」

 

これを修正して投げたらあっさり通った。

私の時間を返して欲しい。

こんな落とし穴があるとは。

 

さて、今回の作品も前回と同じく多言語対応をする。

しかも、今度は18か国語対応である。

今回もDEEPLに頑張ってもらった。

サブスクを解約し忘れて払い続けてきたので、

ここで頑張ってもらわずにいつ元を取るというのだ。

 

前回の「退廃思考」では、内容の精査が多少なりともできる

英語と中国語だけ対応していたが、今回は違う。

最初からこのDEEPLを使った翻訳を

視野に入れていた文章作りをしていたのだ。

 

主語と述語を必ず記載する、出来るだけ単純な言葉で描写を行うなど、

翻訳サービスで誤訳が発生しにくいテキスト作りを心掛けたのだ。

いくつかの文章で、

何か国語かを翻訳し、再翻訳で日本語に戻してみると、

ほぼ同じ内容が返ってくる。

計算通りだ。

 

面倒くさいからもう内容の精査はしない。

ぜんぶ一括で処理して、Unityにぶち込んでゲームをビルドした。

Steamworksへデータを投げ込んでリリース!

ちなみにしばらくたった現在時点で、

結構購入者の国籍はばらけており、

米国が24%で最多、次いで日本11%、香港11%といった感じではあるが、

その他の国籍もかなり見受けられる。

この辺りは多言語対応した甲斐があったというものだ。

普通に翻訳者に依頼すると費用が掛かりすぎてしまう。

私のような個人で多言語対応するには、

翻訳サービスを上手に活用する必要があるし、

それをするだけの見返りがあると感じた。

これでしばらくDEEPLを解約して支払いを節約できる。

一応元は取れた……と思いたい。

ほったらかしの期間がかなりあるから、

まだ赤字かもしれない。

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